岩崎学術出版社様の新刊単行本です。
A5判、本文横組、上製造本。
ロールシャッハ・テストという心理検査法についての専門書になります。
ロールシャッハ法という言葉は
皆さん、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
あの左右対称のインクのシミ図版をイメージされるかもしれません。
さて、下記は編集様からいただいたコメント。
今年で100歳になるロールシャッハ法の概要をまとめた1章から始まり
I部で心理学とロ法の関係,II部でロ法の科学的エビデンスについて,
III部でロ法の新しい展開を述べる内容です。
いまだ心理検査の現場では人気を誇っています。
日本のロ法研究者がそれぞれの専門範囲につき
述べたものをまとめたものが本書になります。
ロールシャッハ法という歴史ある心理検査専門書、
上製,320頁,定価も高額の部類のため高級感をある程度出したいです。
今後のロールシャッハ法の未来についても書かれているため
デザイン的,スタイリッシュなものにしていただきたいのです。
とのことでした。
ロールシャッハ法については下画像の専門書を
過去にデザインさせていただきましたが、こちらはオーソドックスかつシックな意匠。
に対して今回はタイトルにも「最前線」とあるように、
ご依頼に沿って現在そして未来をも感じさせるような装いを心掛けました。
↓こちらは以前デザインさせていただいた
本の書影
このテーマの装丁に関しては、
ビジュアルとしてロールシャッハ法に使用する(上に書いた)インク画像が浮かぶのですが、
権利上の問題があって一切使えないということでしたので、
まったく違う方向からのアプローチを致しました。
ボク自身、今回は感覚(インスピレーション)でデザインした割合が高いですし
デザインについて多くを述べると無粋に感じるケースかなと思いますので
感性で捉えて(ご覧)下されば幸いです^^
この本が多くの方の手に渡り、
研究者等、皆様のご活動のお役に立てること願っております!
11.2日頃発売予定
装丁担当