いまは春ですが、
昨年のクリスマスの話です。

 

最近は、人にプレゼントあげるばかりで
いただく事はほとんどないのですが…
そうはいっても自分にも!
ということで、ご褒美もどきを買ってしまいました。

 

それは、

 

帽子?

 

洋服?

 

時計?

 

いやいや…..

 

かるた

 

えっ?

 

フォントかるた!

 

でございます。

制作:フォントかるた制作チーム
企画・デザイン:せきね めぐみ
解説:伊達 千代
印刷:GRAPH Co.Ltd

(敬称略)

 

これ、最近メディアで扱われることも多く、
気になっていたんです。
ツイッターでもよく投稿を見かけます。
友人たちでも購入してた輩がいたのでやはり注目されてますね!

 

遊び方としては、
読み札に書かれたフォント名を読み手が読み上げ、
そのフォントが使われてる札を取る。
取った枚数によって勝ち負けが決まる。
フォント名だけで取れない場合は、
下に記されている解説も読み上げる。

 

というものです。

 

もう、めちゃくちゃマニアック。

 

一般的な人の頭に
フォント
というものが占める割合ってどのくらいなのか。

 

気にしたこともないや。

とか

えっ、フォントなんてみんな同じに見える。
なんて極端なことを言われるかもしれません^ ^;

 

しかし、こういうニッチ(隙間的)なものを真剣に作る姿勢がまた大好きです。
決して万人向けでないこういう分野がコアなファンを作り、
注目され次のアイテムに拡がっていく。
そういう流れはたしかにあるように思います。

 

完全にペルソナが決まってるビジネスです。

 

このカード、48枚で構成されてます。
ということは48種のフォントが収録されてるわけですね。

 

実際、カードを見ると一応プロのはしくれなので^  ^
ほとんどの書体を知ってはいましたが…..
そのフォント名が頻繁に使うもの以外はすぐに浮かばない(汗
ので見た目と名前が一致しにくい。
かるた遊びには頭が対応していない。

 

フォント名を読み上げられ、
スコーンと手に入れる。
とるにはなかなかハードルが高いんです。

 

特訓が必要かも!
合宿でもして。

 

で、このカードの中でも個人的には、
最近あまり使わなくなった

 

ナウMU

 

という書体が入っていたのが嬉しかったですね。

 

⇂⇂⇂これがナウMUというフォント。

20年前くらいにかなり流行ってた書体で、
使うと垢抜けるイメージがあったんで、
常に何かに使えないかな~と頭にあったフォントです。
スタンダード系ではないので、何にでも使える。
という書体ではないんですね。

 

ただ、今でもチラシ類の見出しで見かけはしますね。

 

フォントで流行りものというものは確かに存在しますので、
その時流を読み取り、デザインに反映していくというのは
大切な要素だと思ってます。

 

ふい字

 

というのは知らなかった。
いわゆる手書き系文字ですね!
こういう手書き系はフリーフォントでも
充実していて最近はバリエーションが
数多くなってきてます。

 

⇂⇂⇂これが、ふい字というフォント。かわいい文字!


しかし、このかるたは家族とは競って遊ぶことは難しい。
デザイン仲間とか、業界仲間かな。

 

と思いきや、そのあたりは制作者も考えていらっしゃり、

 

基本の遊びは、書体と書体名を覚えてるという前提で、
書体名を読み上げる読み手がいての、

 

●大人数でワイワイ対戦
●百人一首のようにそして二人で真向かいに座り対戦。

 

が基本ですが、

 

付属の「読み札用ケース」を組み立てて、
ケースに読み札を入れ、1枚づつ抜き取っていくと、
読み手なしでも遊べる。
これは二人対戦と一人挑戦ということになります。

 

ケースの表側からは、

・フォント名と解説

裏側からは

・フォント名のみ見える

ようになってます。

⇂⇂⇂こんな風に組み立て式の箱をうまく使えば一人でも遊べる!

 

この延長で読み札の書体見本を取り手から見えるように置けば、
フォント名を覚えていない初心者でも遊ぶことができるようです。
また、初心者にだけ見えるように置くことで、上級者と一緒に
遊ぶ時のハンデにもなるそうです。

 

よく考えられてますね!

 

デザイン、編集学校や、美大でも取り入れられたら面白いと思いますねo(*^▽^*)o
毎年恒例の新春フォントかるたとり大会が単位になったりとか(笑)

こういうユニークなアイデア商品は笑顔と
心にゆとりを与えてくれますね!!

お正月の新しいスタンダードになるでしょうヾ(=^▽^=)ノ