2021年も半分過ぎてしまったので、
ここらで【思い出の装丁】を記事投稿させていただきます。
2004年に日本経済新聞社(現:日本経済新聞出版)様刊行の
『新・オトナの学校 仕事常識』です。
そして、書名は違いますが姉妹本で2005年刊、
『仕事常識 平成オトナ道場』(下画像)になります。
当時、日経新聞の「NIKKEIプラス1」という別刷りで
連載されている記事をそれぞれ一冊にまとめた本。
一応、内容紹介を….
茶髪の基準、宴会の開きかた、ビジネスマナーの落とし穴…。
時代が移れば、ビジネスも変わる。恥をかかないマナーから効果的な仕事の進め方、
実務に役立つノウハウまで、「平成の仕事道」をとことん説いた決定版!
(新・オトナの学校 仕事常識)
「社内恋愛の上手な進め方」「ブログに潜む危険な罠……」。
平成の仕事道を説いた大好評企画「仕事常識」の第2弾。
恥をかかないマナーから効率的な仕事の進め方、
実務ノウハウまで、愉快なイラストで徹底解説!
(仕事常識 平成オトナ道場)
となっております。
装丁のデザインコンセプトは
新書判に近い小判型なので
パッケージ感です。
レトロなマッチ、キャラメル箱なんかのイメージ。
造本はソフト上製(薄ボール芯使用)。
2冊とも装画も担当させていただいてます。
(良い意味でキッチュな雰囲気を醸し出したかった)
思い出としては、担当編集様に
紙資材、印刷(方法)などとにかく「自由にやらせていただいた」
その印象が強いです。
カバーのクラフト紙(平成〜は紙銘柄:ピケ)に白オペークインキ、
タイトルはスミ箔押しなど自分がやりたい事、わがままを許容くださったのです。
出版社は書籍を売り利益を上げるビジネスモデルですから、
デザイナーの希望を何でもかんでも聞いていては
採算が取れないケースも出てくるのですが…ありがたい限りでした。
↓集中効果線箇所に白オペーク、タイトルはスミ箔押し。
↓こちらの方が白インキがわかりやすいですね。
現在の出版界では比較的、装丁にかける資材等は
昨今の物価高も手伝いコストダウンに向いてる傾向があります。
時代も関係してるとは思いますが、
このお仕事に出会うタイミングが良かったのかもしれませんね。
日本経済新聞出版様との仕事_1
日本経済新聞出版様との仕事_2
上の2冊、書店(もしくは古書店)で見かけたら
このパッケージ感、手にとってご覧いただけたら嬉しいです!