岩崎学術出版社様の新刊単行本です。

 

A5判、236頁、上製造本
精神科医・北西憲二先生・新村秀人先生の著書になります。
編集者・H様との仕事です。

 

岩崎学術出版社様との仕事_1
岩崎学術出版社様との仕事_2
岩崎学術出版社様との仕事_3

 

以下、本の内容紹介より引用
 
 

超高齢社会の今日,
高齢者はIT化などのさまざまな変化から取り残された存在と見なされがちで,
心身の不調とも相まって,
周囲にうまく適応できないという「適応不安」に陥る高齢者は少なくない。

 
 
本書はそうした不安に対する精神療法的なアプローチを扱うものとして,
専門職だけでなく,当事者や家族にも役立つであろう。

 
目次
 
まえがき
 
第Ⅰ部 老いの理解と精神療法
第1章 老いとは
第2章 老いのプロセスにおける喪失と生成
第3章 現代の高齢者に対する基本的留意点
第4章 高齢者の精神療法の要諦

 

第Ⅱ部 老年期の諸問題の理解と精神療法
第1章 不 安
第2章 うつ・気分障害
第3章 痛みと身体症状
第4章 妄 想
第5章 物忘れ
第6章 が ん
第7章 老いとセクシャリティ
第8章 老年期における生と死をめぐって

 
 

文  献
あとがき
人名索引
事項索引

 

ここまで。

 

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岩崎学術出版社様との仕事_5
岩崎学術出版社様との仕事_6

 
 
人生100年時代、日々進化していく世の中、
本書の扱われている内容は
より多くの人が感じ、悩まれていくテーマ
になるかもしれません。
 

 
 
装丁に関しては、
複数案提出させていただいたなかで
書名が見やすく一番スッキリしたデザインが選ばれました。
そこはかとなく和のテイストがあるといいともご希望ありましたが、
選ばれたこのデザインですと、抹茶色・モチーフあたりでしょうか。
 
構成的には王道的、書名は細明朝でスタンダード系。
この書体は細くてもフォルムにキレと強さがあるように思います。
 
また下部には、見ると意図がお分かりになると思いますが、
本書の内容をイメージしやすい素材に施しをしております。
葉脈は重ねてきた年月(老年期)を連想させますね。
 
 
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本書は精神療法の本ではありますが、
対象が高齢者であるところが特色です。

高齢者の支援にあたる専門職など多くの方に
届かれることを願っております。どうぞ宜しくお願いいたします。

 
 
10.27頃発売予定
装丁担当