大和出版様の新刊単行本です。

 

ロングセラーが多い
心のお医者さんに聞いてみようシリーズの最新刊です。
各本、版を重ね続けられております。
 
精神科医・児童精神科医の舩渡川智之先生監修の本です。
A5判、96頁、ソフトカバー、本文2色刷り

 

大和出版様との仕事_1
大和出版様との仕事_2
 
……………..
特に理由なく、学校にいけなくなった。
元気がない、夜眠れない、ごはんが食べられない。
「うざい」「うるさい」などの悪態をつく。

――思春期特有の心のメカニズムと抑うつ・不安との関係を正しく理解し、
子どもを守るヒント

……………..
 

書名にあるように、思春期の子のうつがテーマで
その子たちのSOSサインの見極め方、適切な接し方について書かれており、
主に保護者の方に読んでいただく本。
ボク自身、子を持つ親としても大変興味深い内容です。
 
 
大和出版様との仕事_3
大和出版様との仕事_4
 
 
装丁に関しては、
いつもの流れで、まずは基調色を設定(今回はクリーム色)し
それを装画担当の、すずきえりなさん
お伝えし、モノクロラフ→彩色→仕上げまで進めていただきました。
 
 
絵の内容は、
玄関先で子どもを学校へ送り出しているシチュエーション。
イラストタッチも関係すると思いますが、子を見守る母親の温かい心情が
ほのぼの伝わってくるイラストに仕上がっております。
 
 
編集者・S様とも「素敵な装画ですよね〜!」
喜びを共有しておりました。
 
 
大和出版様との仕事_5
大和出版様との仕事_6
 
 

 
 
また内容について、表1下部にありますが、
なにげない子どもからのサインを見逃さないことが
思春期うつに移行させないための予防策となるようです。
思春期特有の心のしくみを理解しておくことも大事なのですね。
 
 
そして、カバー表4に書かれているのですが、
子どもの自立心をつぶさない」は
普段、自分自身も気をつけていることです。
子どもを頭ごなしに否定しないで、湧き出てくる意欲をできる限り尊重する。
そのように主体性を身につけていくことが、
生きるうえで大切だと思っているからです。
 
 
本書が思春期の子を持つ保護者の方、
また子どもと接する職場で働いている方等々、
多くの人たちの元へ届かれることを願っております。
子どもの未来を守るヒントがこの本には詰まっております。

 
 
10.17頃発売予定
装丁担当