こんにちは。Saiです。
この間、実家に帰省した際、
子供達と海辺で水切り
（石を水面に投げて、石が水の上をはずんで飛んでいくようにする遊び）
をして遊んでました。
ボクが子供の頃はこんな遊びで盛り上がっていたのですよ～。
何もない田舎なので^ ^;
その水切りにもコツがあり、平べったい薄めの石、手の平におさまるくらいのサイズが理想です。
そして水面に平行になるようにアンダースローで手から離れるときのみに
力を込める。これがベストだと。経験上はいえます^ ^
ところで、その水切りで遊んだ後、
上手い人ってどのくらいのレベルなんだろうということで
それに関連した動画を探していたのです。
するとこんなカッコイイーCMを見つけました。
XperiaのCM（動画）です。
見てください。この一見どこにでもいそうなおじさん達が
石を投げた途端、異常にカッコよく水切りのプロフェッショナルに映る姿。
投げ構える姿がまた実に決まってる！
しかも、対岸通しでキャッチボール（石）をしてるのです。
帽子で受け取り、そしてまたアンダースローで投げる。
只者でない人達に見えます。
水面を切っていく石のスピード感のある映像が
個性的なBGMと噛み合って実にテンポよく。
我々の視線を瞬く間に釘付けにしてしまう。
特筆すべきは、石が滑っていくときに拡がる波紋の美しさ、リズム。
まるで生き物のようにスススーっと動いていく石を捉えたスローモーション映像！
それが水面に映る光と見事に呼応して存在を浮き彫りにしています。
めちゃCoolです！！
そして、関連動画でもうひとつボルダリング篇も見つけてしまいました。
このCMは、ボルダリング壁に描かれた文字が角度によりその姿を現してくる映像。
選手の躍動感と相まってその構成が面白い。
そして埋め込まれた石によってできる光と影の中から
浮かび上がるCMのキャッチコピー。カッコイイ！
デザイナーのボクとしてはフォントも見逃せない^ ^
そう、この２つのCM。最近、自分のなかでググっと引っかかった動画だったんです。
一体だれが製作したのか。気になってサクサクと調べてみました。
この映像は、株式会社GRAVITAS（グラヴィタス）という
クリエイティブプロダクションの作品でした。
企画制作・プロデュース・演出・撮影・編集・CG・合成・モーショングラフィック
ができるワンストッププロダクション。
このようなCMをはじめ、ミュージックビデオ、LIVEステージ映像、
デジタルコンテンツ、WEB映像、プロジェクションマッピング、映画タイトル
など数々の高品質な映像作品を生み出していらっしゃいます。
また、日本でもトップクラスのハイエンドマシンFLAMEという
スタジオシステムを持っているため、
４K・８Kなどの超ハイレゾリューションのVFX合成が可能とのこと。
VFX（ブイエフエックス）とは、視覚効果を意味する英語ビジュアル・エフェクツの略で、
特撮を用いた映画やテレビドラマにおいて、現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことを指します。
視覚効果とも呼びます。VFXは、コンピュータグラフィックスまたは合成処理によって実写映像を加工することであるそうです。
（wikiより）
上のXperiaのCMはどこをVFXで加工しているのかさえ分かりにくいのですが、
もしそうだとしたら、そのさりげなさが我々を自然に虜にしているのでしょう。
巧みな仕掛けと言わざるを得ません。
しかも、そういう技術効果ばかりでなく、
ボルダリング篇では最後に登れない人が登場、対比させ、
クスっと笑えるようなユニークさも表現しています^ ^
人間味がある映像、その精神も好きです。
そのGRAVITAS（グラヴィタス）。代表の田所貴司氏は、多摩美術大学を卒業後、国内外のCMやPV（プロモーションビデオ）の監督として活躍。
多数のメデイア露出、VFXのエンジニア出身で映像クリエイターとして輝かしい経歴の持ち主でいらっしゃいます。
GRAVITAS（グラヴィタス）のサイトをご覧になると、
いままでのお仕事を観ることができますよ。
あれもこれもそうだったのか！
CMは自然に目にする機会が多いため印象に残ってる映像ばかりです。
しかも、PVでは中島美嘉、三代目J Soul Brothers、Atsushiなど
超メジャーなアーテイストばかりじゃないですか！
⇂⇂⇂三代目J Soul Brothers。光と影、こだわりの映像！
DIRECTOR：Takashi Tadokoro
すべてにおいてこだわりがあり、
個人的に透明感を感じるような映像だなあと感じます。
それは製作者がもつ品格が作品に反映してると言えるかもしれません。
水切り動画検索から、ふと目に留まった映像。
人の心をグググッと掴み放さない、
こんな魅力的な作品を作り出すクリエーター集団こそ本物といえるのでしょう。
ボクもモノヅクリのはしくれとして、
このような美意識の高い作品を見るとワクワクして影響されまくります。
GRAVITAS（グラヴィタス）。今後のご活躍から一段と目が離せませんね！
