こんにちは。Sai です。

 

装丁仕事の話です。

 

大和出版様の中谷彰宏先生著書2冊目「一流の準備力」
前作に続き担当させていただきました。

 

お忙しいなか、
担当さんもお礼状を入れてくださり、
見本をお送りくださいました。
完成品を見ると幸福感に包まれます。

 

ウレシ~~~っ\(^▽^)/
何年経ってもこの達成感は変わらない。

 

編集者のお仕事ってすごく大変なんですよ。

ボク自身、装丁だけでなく、本文デザイン、
DTPなど一冊まるごとデザイン仕事ってケースの際、
ずっとお付き合いするんで尚更分かるんですが、
デザイナーとはまた質の違う
幅広い仕事そして能力が問われます。

 

著者、出版社(会社)、デザイナーなどなど
いろんな人(曲者多し.笑)の意見を聞き、調整し、
印刷所のスケジュールとにらめっこしながら仕事を進めるんです。

 

すべてのことが思い通りに都合よく進むことは
稀だと思います。それに耐えられるメンタルも必要です。

 

ボクにはできないなあ~って心底尊敬してしまうのです。
ですから、見本誌を送るにも一筆をいれて、
宅急便の伝票を書き、送る。
編集作業、会議等がある合間をぬって…..

 

これだけでも、一手間です。
大変ですよ~。ほんとに。
好きじゃないと務まらないお仕事です……

 

⇂⇂⇂金色帯が効いてます!!

 

で、話がずれますが実は…..この記事で書かせてもらってる
超一流の方、お一人は中谷先生です。
ボクなんかが書くのは非常におこがましいですが…..

 

当初、デザインに関して言われたのは、
「この写真をこのトリミングで使用してくれ」
というリクエストのみ。
あとは業界で言われている中谷先生ルールwで
帯は金色。それ以外は任せていただいたように思います。

 

複数案を提出して、
「じゃあ、これで!」
で決まり。

 

それで仕上げまでGO!でした。
細かい事は何も言われず。

 

ボクが何を言いたいかというと、
すんなりといった仕事、気持ちよい仕事だった。から
いいでしょ~♪ということではなく、

 

「信頼」を感じたのです。
(ボクが勝手にですが)
一応、プロとして仕事をし続けてきている
ボクに少しは任せていただいてるんだな。
という信頼感をです。

 

これは冥利に尽きます。

えっ、プラスに捉えすぎですか(笑

 

実は、その数日前…..

 

先生からプレゼント著作1冊と直筆カードを自宅に
贈っていただきました。直筆ですよっ。

 

これにはビックリしました~!

 

20年以上装丁仕事していて、
著者様から直に何かを送られてくるなんて、はじめての経験。
感動しました~~。

 

それでピンッ!ときました。

 

「あ~、ボクのような一介のデザイナーにまで
この心配り。大成功するはず!超一流!!」
と。

 

超一流ステージの方が、
ボクのステージにまで降りて
きていらっしゃるんです。

 

カードに字を書かかれるお時間を
ボクに割いていただいたんです。

 

これはスゴイことだな。と。

 

この感動をボクがSNSで綴ります。
周りの人にも言います。みんな、エっ!って驚きます。
おのずと中谷先生はスゴイ人だ。と伝わっていきます。

 

例えば、これを100人の人にやられてたら
とんでも無いことになります。
(実際は何十年もかけて相当数の方に…と想像いたします)

 

このよい波動が人にバンバン伝わっていくんです。
本にもその様相は現れます。
それが売れないわけがありません。
(ちなみに中谷先生は、2016年で著書1000冊超え!なさってます)

 

SNSが登場する前から、
すでにリツイートの概念なんですよw
レバレッジが勝手にガンガンかかっていく状態です。
それを自然にこなされていらっるしゃるんです。
これなんだな。と思いました。

 

もちろん、ボクからも先生に
お礼状を書かせていただきました。
これも勇気がいりましたよ~。
ステージの違う方に書く緊張感。
でも、遅れても失礼という狭間でゆれる葛藤….ww

 

 

今回の本「一流の準備力」のなかで
ボクが印象的だった金言。

 

愛情には

・寄り添う愛情
・突き放す愛情

がある。前者は、優しく接すること。
後者は、「自分で考えろ」と厳しくすること。

という文章。

 

後者は、ボクがこのブログでも書いてる
美大受験時代のデッサン教室そのもの。です。

 

「自分で考えなさい。自分で答えを見つけなさい」という
指導でした。デッサン教室なのにノウハウはほとんど教えてくれません。

 

デッサンの入り口こそある程度は言ってくれますが、
そこそこ描けるようになると、あとは勝手に研究していけ。
変に上手に描くことを考えずに1枚、1枚自分でテーマを考え、
それをこなし積み上げていくことを考えろ。という教えでした。

 

先生はアドバイスはしてくれますが、
あとは生徒が考える課題材料を与えるだけです。

 

ノウハウをたいして教わらなくても、皆しっかりと美大に受かってました。
10代でもそういう主体性を持ててたんですね。

 

生徒はモノヅクリにおいて考えて実行するクセがつきますから、
その姿勢は一生の宝物です。いま特にそう実感します。

 

ボクらはデッサンの描き方ではなく、
モノヅクリの根幹、生き方を指導されていたんですね。

 

中谷先生の著書にも書かれてありました。
本を書く時に一番大切にしてるのも、問題を用意すること。
そして、読者は本の中から宿題を見つける人が一流だと。

 

デッサン教室の先生達も指導する側として
まったく同じスタンスだったんだなと再認識したんです。

 

ボク自身は……何流なんだろ(笑
考えるのも怖くなってきた…(* ̄ー ̄)

 

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