日本経済新聞出版様の新刊単行本です。
日経新聞連載のあの『私の履歴書』を単行本化されたもの。
 

この書籍シリーズは、ボクがまだ20代の頃に
「将来、このシリーズを装丁デザインできたらいいなあ」
一人ひそかに憧れていた本でございました。

 
後年、このようにデザインさせていただいてる状況が、
とても不思議な感覚なのです。
光栄ですね〜^ ^
 

さて、今回はタイトルにもあるように
アジアから初のユネスコ事務局長になられた
松浦晃一郎先生の著書になります。

 

奇しくも2011年に静山社様の方でも
装丁担当させていただいてたので松浦先生著書は
2冊目になります。

↓一冊目の『国際人のすすめ』

 

以下、本の内容紹介等より引用、

【内容紹介】
国際機関で活躍できる真の世界人材はこうして生まれた。
グローバル・ダイバーシティの組織をマネジメントする要諦。

【目次と構成】

◎私の履歴書(2020年8月)
日本人トップゼロ

命からがら帰国、 水泳に夢中、 小説家へ切磋琢磨、 米国留学

初めてのアフリカ、 妻との出会い、 米大統領の初来日、 援助外交、 香港での情報収集
経済協力局長、 北米局長、 外務審議官、 駐仏大使

事務局長選挙、 ユネスコ改革、 首脳との交流、 米国の復帰
世界遺産、 無形文化遺産、 多様性条約
紛争を防ぐ、 教育の拡充、 さまざまな活動、 アジアの交流促進、 アフリカ支援

加盟国の拡大、 傘寿の会
日本に戻って、 アフリカ美術

◎あすへの話題 2001年1月

◎こころの玉手箱 2010年8月

ここまで。

 

装丁に関しては、
超著名な方なので写真を帯に。
それが生きるように全体の色は絞り、
自然なグラデーションを用いて
表現の厚みを深める。
時の流れのようなイメージも併せ持つように。

 

とにかくあまりコテコテやらずに
スッと書名と帯文が目に入るように心掛けました。
装丁に多くを盛り込む必要はないと思った次第です。

 

個人的には、
『私の履歴書』本の王道的なデザインのひとつかなと
思っております^ ^

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上にも書きましたが、
若い頃憧れていた仕事を今させていただいているということ。
もっというと….自分の好きな仕事を長年続けられていること。
これを心底「ありがたい」と感じます。

 

慌ただしい毎日に紛れ、そして特にこのご時世に、
ともすると忘れがちな気持ちではあります。
 
初心と感謝を忘れずに
これからも仕事に邁進していこうと思っております!

 
2021年2月2日頃発売予定
装丁担当